ストレスの解消、他人とのコミュニケーション、歓送迎会や忘年会・新年会、営業・接待、冠婚葬祭、その他様々なイベントなど、お酒を飲む機会が多い日常の中、少しでも病気のリスク減少、二日酔いなどに効果があるとされる栄養素を紹介します。
酒は百薬の長なれど万の病は酒より起こる
そもそもお酒は「百薬の長」とか「良薬」などと言われているように、精神的ストレスの解消、食欲増進、睡眠促進、血流や代謝が良くなるなど様々な効果があります。
但し、お酒が健康に良いと言われるのは、あくまでも少量・適量で休肝日もしっかり取って、添加物もなく、砂糖も多くないものに限られます。
しかし、いくら少量が健康に適しているといっても、昨今のストレス社会やノミニケーションなどからお酒を飲む機会や飲まなければならない機会がとても多くあります。上記のような体に良いレベルの量・日数だけを飲んでいる人はとても少ないのが現状です。
「酒は百薬の長なれど万の病は酒より起こる」と言われるように、アルコールは過剰摂取を続けるとアルコール依存症や末梢神経障害などの神経障害、メタボリックシンドロームや糖尿病、肝硬変、肝臓ガンなどの様々なリスクが増大します。
万病の原因と言われている「活性酸素」
ストレスや不規則な食生活などから発生する万病の原因となると言われている「活性酸素」ですが、アルコールの摂取からも発生します。アルコールは肝臓で解毒・分解され、この分解時に活性酸素が発生します。
活性酸素は体を守る機能があるため必要なものですが、アルコールの過剰摂取などによって活性酸素が必要以上に発生すると肝臓を傷つけてしまいます。
このことからアルコールは過剰摂取はよくない、休肝日をつくることよいことが推奨されています。
よく、症状が全くないから自分は大丈夫という声も聞きますが、肝臓は「沈黙の臓器」とも言われていることから症状が出てからでは遅いのです。
以上を踏まえ、その中でもお酒を飲みたい人や飲まなければならない人が、少しでも体への負担を減らすためにどうすればよいのでしょうか。
ゴマに含まれるセサミンが肝臓の働きをよくする
お酒は肝臓への負担が大きいことから肝臓に効く栄養素が良いとされており、ゴマに含まれているセサミンが有効とされています。シジミやウコン、大豆、卵、牛乳、柿などが代表的なものだと思われがちですが、ゴマ(セサミン)も肝臓の働きを良くしたり、保護してくれます。
具体的にはセサミンには細菌やアルコールなどの毒素を分解し、アルコールの摂取で増えた活性酸素を抑える効果があります。
また、アルコールを飲む前にゴマ油を摂取すると胃に膜が貼られてアルコールの吸収を抑える効果もあるようです。
なお、セサミンは粒からはあまり摂取できず、すりゴマやゴマ油から摂取することになるので日常では意識しないと摂取する機会は多くはないかと思いますので、お酒をよく飲む方はセサミンのサプリメントも良いかもしれません。
なお、セサミンは二日酔いにも良いとされています。